学習クラス説明会2021
それでは学習クラス説明会2021を始めさせていただきたいと思います。
このような形でお話しさせていただくのはちょっと初めてですので、何かと足りないことだったりとか、あとわからない、わかりにくい点あると思います。
そんな時にはご連絡していただければ、面談だったり、お電話での対応させて頂きたいと思っております。
今回お話しさせていただきたいことに関しては、4つですね。
各年代において必要なスキルを身につける方法、これは小学校低学年・高学年、あと中学生も含めた形で一つ一つ分けてお話しさせていただきたいなと思っております。
あと中学生の学習方法ですね。
当社の方で取り入れている陰山メソッドについて、どのようなやり方でどのように子供を伸ばしていくかっていう方法についてお話ししていきたいと思います。
最後に、学ぶってどういうことなのかなということを私の見解で少しお話しさせていただければなと思っております。
宜しくお願いします。
では学習クラスのご紹介をさせていただきます。
学習クラスは学習進学クラスと学習基礎クラスの2つに分けて行なっております。
学習進学クラスについては公立高校合格を目標。
対象者は主に普通級に通級されている子がターゲットとなります。
基礎学習コースにつきましては高等支援学校合格が目標。
対象者につきましては支援級に通級されているお子さんがターゲットとなるかと思います。
時間についてはこのようになっております。
ではどうして勉強についていけなくなるのかっていうそのメカニズムをちょっと説明していきたいなと思います。
できなくなる理由、ついていけなくなるっていうのは当たり前なのですが、その学年で習得すべきものを完全に理解していないっていうことが一番の原因になっております。
最初の段階でいうと、繰り上がりの足し算だったり、繰り下がりの引き算が1年生のうちにさっとできるようになっていないっていうのが一番大きな原因になります。
今まで見ている中でも、高学年、小学校高学年になったお子さんでもやっぱり繰り下がりの引き算だったり、普通の引き算でも少し時間がかかったりとかするケースがものすごく多いです。
小学校5年生あたりからっていうのはものすごく計算も複雑になってきて、算数がものすごく難しくなるんですね。
そこで、基礎計算力、四則計算ですね、足し算・引き算・掛け算・割り算っていうその基本的な計算能力がないというのは、ちょっと致命的なことになっていきます。
時間はかかるんですけど、できるようにはなるんですよね。
引き算だったら指を使ったりとか、そのような形でやっている。
ですが、それをたくさんの量をやるっていう形になってくると、やはり時間もかかるし、ちょっと精神的にも辛くなってくる。
で、嫌いになるっていう、そういう流れが今まで見ている中で一番感じるところであります。
対策としては、やっぱり完全に理解して高速、正確に解けるようになるまで徹底的に反復していく必要があると考えております。
でもどうして勉強が必要なのかというお話になるんですが、学校にいる間っていうのはほとんどが授業時間、だいたい高学年になってくるともう6時間授業、ほぼ6時間授業という形になっています。
それが義務教育9年間と高校3年間、締めて12年間続いていく。
その授業時間中、全く学習についていけないとなると退屈になりますよね。
学校もつまらなくなる。
やってもできない。
諦めてしまう、という状態になっていきます。
では学力を上げることの本当の意味について少し説明していきます。
一番の目標というのは集中力を高めるトレーニングと捉えております。
これは課題を一気に終わらせてしまう。
そして集中している時間というのは自分の感じている時間よりも短く感じることができる、ということが一つの目的になってきます。
集中しないでダラダラやっていると時間だけが過ぎていってやる気も出なくなるというところがあるので、集中して一つのことを終わらせてしまう。
それのトレーニングと捉えております。
二つ目は楽しいだけではなくて最終的には満たされていく。
満たされるというのはやることはしっかり終わったっていう自分の充実感につながっていくと考えています。
それを続けていくことで成績に当然繋がっていきますので客観性を持てるようになるんじゃないかなと考えています。
競争意識について、正しい競争意識を持てるようになると考えています。
認め合うようになって自己肯定感もついてくる。
やればできるという形になっていくことを願っております。
学ぶということは生きるって事に繋がっていくのかなと考えています。
では集中力と読解力を身につけるために行なっていただきたいことの低学年編についてお話ししたいと思います。
第一にお願いしたいことは早寝・早起き・朝ごはんと書いておりますが、生活習慣をしっかり改善していってほしいということです。
毎日決まった時間に起き、朝ごはんをしっかり食べて学校に行く、そして決まった時間に寝る。
最低限これができることによって学力っていうのは確実に上がっていくと考えております。
後ほどデータの方で示していきたいと思いますが、てきめんに効果は出ております。
そして学習することの耐性がついていく。
例えば席に座っていることができる、集中を持続していくことができる、人の話をきちんと聞くことができる、ということなんですが、これが意外と今の小学校低学年でできているお子さんが少なくなってきているかなという印象を持っております。
そして毎日5分以上の集中する時間を作る。
こちらについては100マス計算が一番良いかなと思います。
どんどんどんどん計算力はついていくということと、どんどんどんどん早い時間で終わっていくっていう、その成長を感じることができるツールになっておりますので、こちらはお勧めしております。
そして読み書き計算っていうことを歌っているのですが、学年の教科書をスラスラ音読できるようになるっていう事が絶対条件となっております。
読めないと理解は出来ないっていう考え方のもとで行っております。
そのためには何が必要かと考えると、ルールや決まりを守ることが大事になってきます。
先ほどもお話ししましたが、座っていられるか、集中できるか、が問われていくのかなと考えております。
生活習慣と学力の関係について少しお話ししていきたいと思います。
これは全国学力学習状況調査の結果から見る生活習慣と学力の関連についてのデータになります。
これらの結果からも学力の向上には早寝早起き朝ごはんがとても重要になってくると考えております。
早寝早起き朝ごはんの効果としてこのようなデータになっております。
やはり国語算数全てにおいて、朝ごはんをしっかり食べている、毎日同じ時間に寝ているお子様については成績は良好な結果になっております。
こちらのデータは私どものほうで行っております100マス計算の結果になります。
こちらに出しているのは足し算引き算、あまりのある割り算、100問を行った時間の結果ですね。
全てについて毎日行っていると劇的にタイムは伸びていきます。
特にあまりのある割り算あたりになってくると、最初はやはり15分から20分かかっていたものが、1ヶ月ぐらいで3分前後、毎日続けているとそのぐらいのタイムで行うことができるようになっております。
やはり毎日コツコツ続ける、継続していくということが重要になってくると考えております。
音読の方法について少し説明していきます。
低学年に関しましては音読の方法その1として、追い読みから始めることをお勧めしております。
親が読んだ後に追いかけて読んでもらう、1文ずつそれを繰り返していくことをお勧めです。
そしてそれができるようになった後には文字をなぞりながら、指でなぞりながら読んでいく。
それができるようになった後にはリズムに合わせて読む。
リズムに合わせて読むというのは手拍子だったり、あともしあればメトロノーム等を使っていただいても全然結構です。
今はスマホでもそういうものはおそらくあると思うので活用していただければ良いかなと思います。
だんだん速くしていって速読につなげていくとスラスラ読めるようになるのかなと考えております。
そしてそれも先ほどお話しした百ます計算ではないですけど、毎日継続して続けることがポイントとなると考えております。
高学年編についてお話ししていきます。
高学年、特に5年生からなのですが、学習内容がものすごく濃いんですね。
特に算数がものすごいボリュームで、分数、異分母の通分、約分も入ってきます。
少数も少数同士の掛け算割り算、そして皆さん中学生でもちょっと難しい割合、何パーセントなのか割合、速さですね。
速さは今まで6年生だったんですけど今回は学習内容が変わりまして、去年から速さは5年生で行うことになっております。
そして平均ですね。
これ全て中学生で、中学生の数学で入ってくる分野になっております。
これをすべて1年間で行うっていうのはおそらく今の学校でできるのかなとちょっと私もちょっと謎なのですが、これらを行うことになっております。
低学年と一番違うのは、文章を読んで論理立てて式を作ることができる。
こちらにも書いておりますが、その論理構築っていうところがすごく重要になってきます。
なかなか切り替えっていうのは計算力のついているお子さんでもなかなか難しいところがあります。
中学生の学習方法についても基本的にはやることは同じです。
問題集や参考書についてはたくさん買わないで、完全に理解するまで何度も解く。
基本的にできなかったところをできるようにしておくということがポイントになります。
あと英語が本格的に科目として導入されることになるのですが、基本的に英語に関してはまず読めないと解けないっていうところが発生してきます。
基本的に教科書を読めるようになることが最大の目標になります。
おすすめする教材としては教科書ガイドのCDっていうのがコーチャンフォーとかに売っておりまして、そのCDを聴いて自分で喋っていく、話していくっていうことが一番効果的かなと思います。
そして聞いたことをちゃんと書き出せるようになる。
あと単語の習得ですね。
今、週2回以上来ている6年生に関してはもう英語を行っておりますが、うちは半年で1000語の習得を目標として、聞いて書くことを繰り返し行なっております。
あと内申点対策に関しましては提出物、宿題は必ず出すようにしてください。
で、ランクっていうのが出てくるんですが、内申点は高いに越したことはないです。
あと2教科強化に関しても内申点に当然関わってくるので、技術、保健体育、学校によって違いますが、あるところは音楽もあります。
それもワーク等を使っての反復をして完全に答えを覚えてしまうっていう方法が一番効果的かと思います。
弊社の方では基本的に数学を中心に行なっております。
数学に関しては特に途中式が重要になってきますので、間違いがあったときに何でだろう、どうしてだろうっていうのを途中式から追っていけるような形で徹底して問いかけていきます。
目的としては適切で良い成績を残していく事っていうのを目標と置いております。
受験対策はちょっと、受験問題ってなかなか難しくてですね、特殊になってくるので、早くても2年生の冬あたりから、でもしっかりそれまでに基礎をつけることによってですね、2年冬あたりからしっかり行なっていくっていうのが一番効果的かなと考えております。
今年の前期定期テストの結果がこのような形になっております。
数学に関しては本当に平均点76.5点、そして中央値で言うと88点になるのかな。
かなり良い成績を出しているのではないかなと思います。
他の科目も私どもが行っているような形で徹底的に反復して練習していただくと、特に理科社会に関しては大きく伸びると思うので、毎日の積み重ね習慣づけっていうことがとても大事になってくるのではないかなと考えております。
それでは当社で取り入れている陰山先生の勉強法について少し説明していきたいと思います。
陰山メソッドというのは基本的に脳を成長させる、脳を鍛えていくトレーニングと捉えております。
脳を成長させる要素っていうのは運動、音読、学力、この3要素を伸ばしていくっていうことは脳を鍛えることにつながっていくと考えております。
この3要素を同時に伸ばすトレーニング方法で有効的なのが100マス計算であるという考え方のもとで行っております。
昔から言われていることなんですけど読み書きそろばん、今そろばんっていうのはちょっとないので、読み書き計算っていうことをコードの形でできるようになることを目標として行います。
陰山メソッドとは徹底して反復、徹底した反復で集中力を鍛える道具であると考えております。
限られた内容を単純な方法で徹底的に反復する。
完全に理解するまで、この「完全に理解するまで何度でも」というところが一番のポイントになっております。
結果的に脳が鍛えられて、全教科に影響が及んでいきます。
特に勉強方法を覚えた子については本当に学習時間短くても、毎日やることで全然結果として違うことになっているなと考えております。
これらの能力が向上していくと生活面だったりとか、あとはやはり僕も長年見てますけど、ものの受け答え方がとても大人になったなーっていうお子さんがとても多いです。
客観性が身についてきたりとか、コミュニケーション力がやっぱり強くなってきてますね。
自分が変わることで周りの受け答え方も変わってくる。
良いサイクルができてきているということをとても感じております。
結果として学校が楽しくなれば一番いいのではないかなと思っております。
では最後に、学ぶってどういうことなんだろう。
学ぶことの意味について少しお話しして終わりたいと思います。
ここに何か得意なものを他人に認めてもらえるものを作る、と書いてあるんですが、趣味、スポーツでもゲームでも何でもいいので、人に負けないもの、人より努力できるものっていうのがあればそれでそれはそれで良いのではないかなと考えております。
ただゲームとかになると漠然とやってる、ただ時間つぶしのためにやっている。
それであればやはりその自己承認だったりとか自己肯定感っていうことにはつながりにくいんですね。
で、スポーツでもやっぱり持って生まれた才能って結構大きくて、そのようなものに関してはやっぱり限界が出てきますよね。
やはり何をやるにしても努力を伴ったもの、僕すごい頑張った、私すごい頑張ったわっていう、そのような努力の結果、評価を得るっていう形にならない限りはちょっと自己肯定感にはつながりにくいのかなと考えております。
勉強に関しては、前に坪田先生(ビリギャルの著者)もおっしゃってたんですが、高校までの勉強って答えが絶対あるんですよね。
答えが絶対あるものっていうのは絶対解ける。
で、解けるものに関して「すごいね」と言われるのはとてもラッキーなのではないかなと考えております。
学力に関しては、本当に勉強に関しては個人差というのは他のものに比べては少ない、今までのお子さん見てても本当に感じるところであります。
勉強する、学ぶというのは努力する練習だったり、考える練習、結果を出すためにどういう風にすればいいか考える練習と考えてもらっていいと思います。
努力する練習っていうのは、最初の一歩としては、面倒を後回しにしないっていうことが一番重要になってくるのかな。
毎日の積み重ね、味方につけたものが結果となって表れやすいものになるのかなと考えております。
こちらの方は弊社福祉事業のクラス分けになっております。
全てのクラスで共通して言えること、できなかったことができるようになることを目標に置いております。
そのためにはどうしたらよいかということを一緒に考えていきたいなと考えております。
学習についてはまず学習のコツを学ぶこと、そして努力の方法を学ぶ。
結果が出ることによって自己肯定感を高め、結果として充実した毎日を送っていただければ良いなと考えております。
ご質問等ございましたら、電話でもメールでも面談でも構いませんので、お問い合わせいただけると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
ご視聴ありがとうございました。